こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。
蕨商工会議所のイベント・双子織のれんプロジェクトに依頼させて頂き、【双子織の暖簾・日除け】が完成しました!
双子織のれんプロジェクトとは?
蕨商工会議所が、蕨市の特産品である「双子織」の普及を目的として実施。
オリジナルデザインを施した双子織のれんを作成し、同市内の店舗などに掲げる取り組みを行っている。
現在64店舗が同プロジェクトに参加しており、100店舗の達成を目指し参加店舗を募集している。
こののれんプロジェクト、実は今回が2回めの募集でした。
1回目の時、のれんはまだ作らなくて良いかな〜と思い、申し込んでいなかったのですが、、、
冬用ののれんを押し入れから出してみると、まさかの虫食いが、、、
こんなタイミングで傷んでいたのなら、応募しておけば良かったと後悔していたのですが、また新たに募集があった良かったです ^^;
双子織とは?
江戸時代の末、安政六年(1859年)に横浜が開港されると日本にはじめてイギリス製の紡績綿糸と最新の化学染料が到来しました。
蕨の機織りの先覚者である「高橋新五郎翁」は、川越の中島久平、栃木県足利の和田幸兵衛らとほぼ時期を同じくしてこれを入手し、試行錯誤を重ね40番手単糸引き揃いの「(塚越)二タ子(ふたこ)縞」を織り出しました。
高い技術力に裏打ちされた品質、鮮明なストライプ柄の新しさから、斬新で珍しい織物と評判を呼び、上質な「よそ行き」として、その販路を拡大しました。
やがて、(塚越)二タ子(ふたこ)は改良が加えられ、明治二十年代には六〇番手双糸(諸撚糸)を用いる「双子織」に、さらに同三十年代には上級綿糸の八〇番手瓦斯(ガス)糸を応用する「瓦斯双子」に発展し、明治三十六年大阪で開催された第五回内国勧業博覧会に出品して好評を博し入賞しました。
二タ子縞から進化した(瓦斯)双子織は木綿でありながら絹様の光沢をもった薄地軽量のしなやかな和装テキスタイルで、多彩な配色を施した縞糸(色糸)が駆使され、絣模様も併用したファッション性の高い都市的な流行品として一世を風靡しました。
明治時代、高橋新五郎翁さんが開発した双子織は、文明開化の先駆物として当時流行していたんですね。
高橋新五郎翁さんは機織物の神様として塚越神社に祀られており、蕨で一番大きいお祭りである「機祭り」も、双子織が由来となっているんですね。
完成した双子織の「のれん」と「日除け」
こちらがのれんです。
近くで見ると朱色と紫のストライプなのですが、少し離れるとこのように落ち着いた紫の縦縞模様に見えます。
他にもいくつか色の種類があったのですが、日焼け予防作用もある生地とのことで選びました。
日除けは外に飾るスペースが無いので、店内のロールカーテンとして使っています。
かなり存在感があります!
記事を近くで見るとこんな感じです。
しっかりとしていて、そんな簡単には痛まなさそう。
これから永く使っていければと思います ^^
双子織のれんプロジェクト まとめ
今回、蕨商工会議所のイベントで作成して頂いた、双子織ののれんと日除け。
助成金が適用されたため、両方で2万円と、かなりお得に作ることが出来ました。
こういった商店にもメリットがあるイベントは本当に嬉しいですね!
新しくなったのれん、ご来店の際はぜひ注目してみてください♪
また、双子織のアイテムはこちらで購入することも出来ます。
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