納豆を混ぜる正しい回数は?この混ぜ方で、納豆は劇的に旨くなる

納豆の混ぜ方18

こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。

 

納豆ネタが続きますね。

前回は納豆パックのビニールの簡単な外し方を紹介しました↓

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

 

今回は美味しい納豆を作るための混ぜ方や、タレを入れるタイミングについて書いていきます。

 

この記事では、

  • 美味しい納豆にするための、科学的に証明された正しい混ぜる回数
  • 付属のタレや薬味を入れるタイミング
  • 納豆とネギの相性について

をお伝えします。

 

納豆を混ぜる正しい回数は?この混ぜ方で、納豆は劇的に旨くなる

納豆の下ごしらえって、混ぜてからタレを入れて、そしてご飯に乗せるというのが流れですよね。

 

そこで質問ですが、

納豆をどのくらい混ぜて、どのタイミングでタレを入れますか?

 

多分、人によってかなり違いがあり、バラバラだと思います。

  • めちゃめちゃかき混ぜる人
  • ほんの少しだけかき混ぜる人
  • 全くかき混ぜない人
  • タレを最初に入れる人
  • タレを最後に入れる人
  • タレは使わないという人

こんな感じで分類されるのではないでしょうか。

 

今日お伝えしたいのは、科学的にも証明されている、美味しい混ぜ方とタレを入れるタイミング。

 

僕は実際にこの方法で食べてみて、確かに旨味が変わったと実感できました。

論より証拠、ぜひご自身の舌で確かめてみて下さい。

 

一番美味しく混ぜる回数・タレや薬味を入れるタイミング

結論から発表します。

  • 納豆が一番美味しくなる、混ぜる回数は200回
  • タレや薬味を入れるタイミングは、混ぜた直後

です。

これが科学的にも証明されていて、僕が実際に実践した、最高に美味しい納豆の下ごしらえです。

 

なぜ200回、納豆を混ぜるのが一番美味しいのか?

今回、納豆を混ぜることに関して、こちらのサイトを参考にさせて頂きました。

旨味を数値で計測できる味覚センサーを実際に活用して、納豆の旨味を計るという面白い試みをされています。

 

このサイトによると、最大の旨味を引き出せる、最小のかき混ぜ回数は400回とあります。

(400回以上は、数値にほぼ変化なし)

が、旨味の数値を見ると、200回と400回の差はさほどありません。

 

実際に検証するべく、僕自身で200回と400回の差を確かめてみました。

しかし、旨味にさほど違いを感じなかったのです。

 

なので400回混ぜるのはさすがにしんどいため、、、

僕個人的には、納豆を一番美味しくさせるのは200回混ぜることに結論づけました。

 

ちなみに、、、

納豆の旨味の正体はグルタミン酸という昆布と同じ旨味成分。

納豆を混ぜて空気に触れることで、まろやかな味わいを引き出します。

 

なぜ混ぜた直後にタレや薬味を入れるのが一番美味しいのか?

こちらも先程のサイトの内容を参考にさせて頂きます。

味覚センサーを使った検証では、混ぜる途中、複数回に分けて入れることが数値の上昇が一番高いとされていました。

(100回ごとに少量タレを入れる)

 

しかし、こちらも混ぜることと同様でした。

数値的にも個人の味覚的にも、仕上がった旨味の差があまり感じられ無かったのです。

 

なのでこちらも答えは一緒ですね。

途中でタレを分けて入れるのは面倒なので、僕個人的には、、、

納豆を一番美味しくさせるのは、混ぜた後にタレや薬味を入れることです。

 

混ぜる前の納豆にタレを入れると、旨味はどうなるのか?

こちらは補足ですが、混ぜる前の納豆にタレを入れるとどうなるのかという疑問。

 

タレを最初に入れることにより、納豆が酸素と交わりにくくなるため、旨味は減少します。

ただし、納豆本来の大豆の風味はより強くなります。

大豆本来の味を楽しみたい人は、最初に入れることをオススメします。

 

納豆は混ぜた後にタレを入れることにより、より美味しくなります。

納豆本来の旨味がアップしたところに、タレの塩味や旨味も加わることが理由ですね。

 

実際に200回混ぜて、最後にタレと薬味(ネギ)を入れてみた

納豆の混ぜ方1

用意したもの、市販しているごく普通の納豆です。

納豆はよく食べるので、僕は普段から、リーズナブルな納豆をスーパーで買っています。

 

余談ですが、秋田県に日本一の高級納豆を扱うお店を見つけました。

「二代目 福治郎」さんというお店で、ふるさと納税でも返礼品としてあるようです。

どれくらい違いがあるのか、是非一度、取り寄せて食べてみたいと思います。

「二代目 福治郎の納豆」詳細と価格をチェックする

 

ぜひ、お好みの納豆で試してみて下さい。

 

納豆の混ぜ方2

パックを開けて、ビニールとタレを取り出します。

ビニールの取り方は、以前の記事をぜひご参考に↓

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納豆の混ぜ方3

いざ、納豆を混ぜ始めます。

ちょっと行儀が悪い気もしますが、納豆を混ぜる時はこうやって箸を持つとやりやすいです。

 

パックのまま混ぜますが、こだわりがある人は、別の器に移して混ぜても良いですね。

こういった専用の納豆鉢もあるので、納豆もオシャレに食べることが出来ます。

納豆鉢

納豆鉢の詳細と価格をチェックする

 

納豆の混ぜ方4

20回混ぜた納豆。

まだ白い粘りは弱いですね。

 

納豆の混ぜ方5

40回混ぜた納豆。

段々と白く粘ってきました。

 

納豆の混ぜ方6

60回混ぜた納豆。

徐々に粘りが増えてきています。

 

納豆の混ぜ方7

80回混ぜた納豆。

段々と手が疲れてきます。

 

納豆の混ぜ方8

100回混ぜた納豆。

ようやく折り返し地点です。

糸が膜のようになり、さらに白っぽくなってきましたね。

 

納豆の混ぜ方9

120回混ぜた納豆。

まだまだこれからです。

 

納豆の混ぜ方10

140回混ぜた納豆。

ようやくゴールが近付いてきました。

 

納豆の混ぜ方11

160回混ぜた納豆。

あと40回。

 

納豆の混ぜ方12

180回混ぜた納豆。

ゴール目前で、白い膜も増えて粘りも強くなってきています。

 

納豆の混ぜ方13

200回混ぜた納豆、ようやくゴールです。

混ぜる時間は、大体3分くらいですね。

200回といえども、かなりしんどい&面倒くさいです 苦笑

 

 

納豆を混ぜる前と混ぜた後の、ビフォーアフターです。

旨味の元である糸を、白っぽく膜状にさせるのがポイントですね。

 

タレと薬味を入れるタイミング

納豆の混ぜ方14

さて、混ぜ上がった納豆にタレをかけて、薬味のネギを入れます。

 

納豆のタレって、少量でモノ足りない時ありますよね。

そんな時は「白だし」をほんの少し入れるのがオススメ。

昆布やカツオの旨味なので、納豆のタレにかなり近いですよ。

 

納豆の混ぜ方15

そして僕はネギのたっぷり入った納豆が大好きです。

ネギの風味とシャキシャキ感が、納豆に合ってなんとも美味なのです。

 

納豆とネギは、相性が抜群に良い

納豆の薬味としてネギを入れるのは、実は抜群に相性が良いんです。

 

ネギの辛味の元である、酸化アリルという栄養素には抗酸化作用があります。

納豆に含まれているナットウキナーゼという栄養素と合わさることで、より強い抗酸化作用や血栓症の予防を促します。

 

そして酸化アリルには、納豆に含まれているビタミンB1の吸収率を高める効果も。

納豆と併せて食べることによって、より強い疲労回復効果も見込めます。

 

さらに、納豆にあまり含まれていないビタミンA・ビタミンCがネギには多く含まれています。

なので、ネギを入れることでより栄養も多く摂取出来るんですね。

 

出来上がった、最も美味しい納豆がこちら

納豆の混ぜ方16

そんなこんなで、苦労を乗り越えて出来上がった、最強の納豆がこちらです。

一番美味しくなる200回を混ぜ、混ぜた直後にタレと薬味を入れた納豆。

 

納豆の混ぜ方17

ホカホカのご飯に乗せて、ぜひお召し上がり下さい。

苦労した甲斐もあり、めちゃめちゃ美味しいです!

 

そして最後にもう一声。

納豆ご飯にほんの少し、鰹節をかけると絶品でオススメ。

鰹節にも旨味がありますので、さらにプラスで美味しさを足してくれます。

ぜひお試し下さい。

 

納豆に関する、おまけのコラム

食通で知られる、かの魯山人は400回以上納豆を混ぜて食したと伝えられています。(諸説あり)

そんな魯山人の納豆を味わえる納豆鉢が、実はあるんです。

魯山人納豆鉢

これを使えば、あなたも魯山人と同じ納豆の味を味わえる、、、かもしれません。

そして、、、洗うのがめちゃくちゃ面倒くさそうです。

 

興味がある方は、ぜひ価格をチェックしてみて下さい。

なかなかの金額なので、ちょっとビックリすると思います。

「魯山人納豆鉢」の価格をチェックする

 

納豆を混ぜる正しい回数は?この混ぜ方で、納豆は劇的に旨くなる まとめ

この記事のポイントをまとめると、

  • 納豆を一番美味しくするための、混ぜる回数は200回
  • タレや薬味を入れるタイミングは、混ぜた直後
  • 長ネギと納豆は、栄養の相性も抜群

ということですね。

 

納豆は「まごわやさしい」の食材でもあり、発酵食品でもあるので、健康には最適です。

より美味しく食べるため、「200回混ぜる」というひと手間にチャレンジしてみて下さい。

 

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この記事は、野菜ソムリエとしての知識を活用して書き上げました。

こういった野菜の知識は、野菜ソムリエの講座を通して、楽しく学ぶことが出来ます。

 

野菜ソムリエに興味がある方は、ぜひこちらの記事もご覧下さい↓

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