こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。
ありがたいことに、またまたサンプルを頂きました。
今回は調味料ではなく、なんと、モッツァレラチーズ!
ピザに乗っていたりパスタに入っていたりすると、、、
ビヨーンと伸びる食感、コクと旨味がたまりませんよね ^^
とっても美味しいモッツァレラチーズを頂きましたので、ブログにてレビューさせて頂きます。
モッツァレラチーズとは、どんなチーズ?
サンプルをご紹介する前に、そもそもモッツァレラチーズとは、どんなチーズなのでしょうか?
ピザの上に乗っかっているとか、カプレーゼに使われているとか、そんなイメージですよね。
モッツァレラチーズとは?
モッツァレッラ(伊: mozzarella)は、イタリア産のチーズの一種。
モッツァレラとも表記される。
イタリア南西部のカンパニア州が原産。
くせの無い味わいで、独特の弾力ある歯ごたえが特徴である。
熟成工程を経ないため、フレッシュチーズに分類される。
モッツァレッラという名前は、その製法にちなみ、「引きちぎる」を意味するイタリア語「mozzare」に由来するとされる(硬い表面が無いため、「シャツを着ない」を意味する「scamozzata」を語源とする説もある)。
18世紀、イタリアのサレルノから誕生した。
引用:ウィキペディア
乳の種類によって違いがある
使用する原料によって名称に区別があります。
本来は水牛の乳が原料ですが、牛乳で代用したものもあります。
水牛の乳と牛乳では、それぞれ風味に違いがあります。
一般に水牛の乳を原料とするものの方が良質とされ、乳牛よりも水牛の方が飼育が難しく乳の量も少ないです。
そのため、水牛の乳を原料としたモッツァレッラの方が希少価値が高く、値段も高め。
モッツァレラチーズの作り方
「パスタフィラータ」と呼ばれるイタリア南部独特の製法によって作られます。
温めたミルクに乳酸菌と、レンネットと呼ばれる凝乳酵素を加えてミルクを固めます。
固形分と水分を分けてから、固形分の方を濾して、引っ張ったり練ったりして繊維状で艶のある状態にしていきます。
お餅のように丸い形を作って引きちぎって、塩水に落として完成。
モッツァレラチーズの基本的な食べ方
癖がないので、そのままでも食べられます。
加熱するとビヨーンと伸びるので、ピザ・グラタン・パスタなど幅広く使えます。
モッツァレッラチーズ・トマト・バジルを合わせると、イタリアンの前菜「カプレーゼ」となり、その具材で作ったピザは「ピッツァ・マルゲリータ」に。
緑・白・赤と、イタリアの国旗と同じ色ですね ^^
モッツァレラチーズの保存方法
モッツァレラチーズはフレッシュチーズに分類されるので、開封したら出来るだけ早めに食べるのがベター。
しかし、食べきれない時の保存方法もあります。
モッツァレラチーズの保存液は捨てずに残しておく
モッツァレラチーズは基本的にパック詰めされていて、保存液に浸かっていますよね。
開封後、その液体を捨てずに取っておき、別の容器に移しておきます。
残ったモッツァレラチーズをその液体に再度漬けて、密封させて冷蔵庫で冷やせばOK。
2日くらいは保存が効きます。
長期保存なら、ラップに包んだり冷凍保存も可能
ただ、封を開けた後の液体には、日が経つと雑菌が増えてしまいます。
もちろん、液体に直接手で触れてしまったりするのも、衛生的にNG。
すぐに食べきらない場合は、水気を切ってサランラップをしておけば水分も保てます。
その後はラップのまま冷凍保存も出来ますが、もちろん自然解凍後は風味も落ちてしまいますのでご注意を。
少しでも冷凍による劣化を防ぐのであれば、ラップの上にホイルを被せるのもアリですね。
サンプルで頂いた【モッツァレラ・ディ・ブファラ】
さて、前置きがかなり長くなりました ^^;
こちらが今回頂いた、モッツァレラチーズです。
イタリアから輸入されてきたチーズのようで、パッケージも独特ですよね。
上の部分が金具で絞られているため、オジサマの表情が面白くなってしまっています 笑
金具を外すとパッケージの全面が。
このチーズを作った会社の創業者なのでしょうか?
イタリアの富豪のような男性が描かれています。
中にはお餅のような丸っこいモッツァレラチーズが薄く見えます ^^
裏面はこんな感じです。
全てイタリア語なので、全く読めません 笑
シールで貼ってある部分だけが頼りの情報です ^^;
商品名の部分に、【モッツァレラ・ディ・ブファラ】と表記されています。
DOPは会社名?
50×5は、50gが5個という意味だと思われます。
そして、モッツァレラはチーズの名称でしょうが、デイ・ブファラって何でしょう?
【モッツァレラ・ディ・ブファラ】とは
モッツァレラ・ディ・ブファラとは、水牛の乳を原料とするモッツァレラチーズのことを指します。
多分、ブファラとは「バッファロー」のイタリア語だと思います ^^
牛乳で代用したものはモッツァレッラ・ディ・ヴァッカ、またはフィオル・ディ・ラッテと言うそうです。
モッツァレラチーズと言いつつも、いくつか種類があるんですね。
保存のために、袋の中の液体は捨てない
開封後は劣化を防ぐために、早々に別の容器に保存液ごと移しました。
鮮度を保つために、この保存液はしっかりと残しておきましょう。
アルミのトレイを使いましたが、密封できるコンテナタイプのジップロックなんかの方が良いかもしれませんね。
そしてこちらが、モッツァレラチーズ。
まさに水牛の乳で作られた、モッツァレラ・ディ・ブファラです。
実際に持ってみると、今まで扱ってきたものよりも弾力が柔らかい。
あまりモッツァレラチーズを使う機会がなかったのですが、今までは主に牛乳で作られたものを使っていたのでしょうか?
触った感覚が全然違うと感じました ^^;
すごくプニプニしていて、外側は皮で覆われている感じなのですが、中は液体に近い感じがします。
ペティナイフで少し切ってみました。
やはり、中は固形と言うよりも固めのヨーグルトと言ったような感じ。
ギュッと押すとゼリーのように中身が出てきます。
味見で一口、ちょっと塩を付けて食べてみますと、、、
チーズの旨味とコクが強い!
なんというか、すごく濃厚なんです。
今まで食べてきたモッツァレラチーズとは全然違う!
本場イタリアの、水牛の乳で作ったモッツァレラチーズってこんなに美味しいんですね。
かなり衝撃的でした。
そして、生のままで食べましたが、加熱したときにどれくらい変わるのかが楽しみ過ぎます!
【モッツァレラ・ディ・ブファラ】を使って作ってみました
実際に頂いたモッツァレラ・ディ・ブファラで何品か作ってみました。
レシピと共にご紹介します。
モッツァレラときゅうり・トマトの梅肉ソース和え
こちらの一品、野菜ソムリエ仲間である「Atelier Platine(アトリエ・プラティーヌ)」代表・橋場朋美さんの考案した料理。
それにちょっとだけアレンジを加えさせてもらいました ^^
森永乳業のモッツァレラチーズのレシピサイトにも掲載されています。
モッツァレラときゅうり・トマトの梅肉ソース和え レシピ(2人分)
材料
- モッツァレラチーズ 50g
- きゅうり 1/3本
- トマト 1/3個
- 梅干し 5g
- めんつゆ 適量
- ごま油 適量
橋場さんのレシピでは、特集のためキュウリだけを使われていますが、せっかくなのでトマト使っちゃいました 笑
めんつゆで味付けをするレシピなので、茄子の煮浸しか揚げ浸し使うのもアリかなと思います。
作り方
モッツァレラチーズを切り分けます。
後ほどキュウリとトマトも出てきますが、全部サイズを同じ位に分けると良いです。
橋場さんのレシピではゴロッとした食べごたえのあるサイズですが、器の関係で今回は賽の目切りにしてみました ^^
キュウリとトマトです。
こちらを賽の目切りに切っていきます。
こんな感じですね。
フレンチで言うところのコンカッセ。
細かいですが、適度に粗めなサイズで切りました。
モッツァレラチーズ・キュウリ・トマトをボウルに入れて合わせます。
次に味付けです。
まずはめんつゆ。
使うのは創味のそばつゆです。
濃縮タイプのめんつゆですが、この創味のものはかなりオススメ。
家で作ってもかなりお店の味に近い味が出せますよ。
プロのお蕎麦屋さんも、この創味のめんつゆの味にはかなり驚いていました。
このめんつゆを、適量加えます。
次にごま油。
今回は近所のスーパーで購入したものですが、お気に入りのものをぜひ使って下さい ^^
そして味の決め手になる梅干し。
実と種を分けて、包丁で叩いて梅肉にします。
全てをボウルに入れて、和えていきます。
味見をしながら、調味料を調節しつつ整えます。
味付けは和風ですが、見た目は完全にイタリアンですね。
和えたら、器に盛り付けていきます。
今回、お通しのイメージで作ってみようと思いましたので、ショットグラスに盛り付けました。
そのため、切り方を賽の目切りにしたんですね。
完成したものがこちら。
モッツァレラチーズのコクと旨味に、めんつゆと梅肉のアクセントがとても良い相性。
見た目の洋風な雰囲気を良い意味で裏切ってくれます。
食感も楽しいですし、見た目も夏っぽくて、素敵な前菜になりました ^^
とてもオススメです!
モッツァレラとトマトのポークカツレツ
材料(1人前)
- 豚ロース 3mmスライス 2枚
- モッツァレラチーズ 適量
- トマト 適量
カツにしましたが、とんかつ用のソースではなくトマトソースで食べるのがオススメです。
作り方
豚ロースのスライスを2枚用意します。
1枚にトマトを乗せまして、さらにその上にモッツァレラチーズも乗せていきます。
それにもう一枚の豚ロースを被せて、サンドイッチにします。
周りから中の具材がこぼれないように、しっかりと端の部分をピッタリと止めましょう。
玉子と衣を付けて、油であげていきます。
きつね色に上がったらOK。
実際に切って中を見てみると、アツアツトロトロのトマトとチーズが顔を出します。
しっかりと火も通って、こんな感じに仕上がりました。
バジルもあれば、なお良かったですね〜。
そして加熱したモッツァレラチーズの伸び具合ですが、、、
圧倒的な伸び!!! 笑
本当につきたてのお餅のようにびよーんと気持ちよく伸びてくれます。
そしてトマトの旨味とチーズのコクが相まって、本当にこの素材同士はよく合うんだなと再認識しました。
トマトとチーズ、まさに絶品ですよね。
【モッツァレラ・ディ・ブファラ】のまとめ
今回頂いた、水牛の乳を使ったモッツァレラ・ディ・ブファラ。
今まで食べてきたモッツァレラチーズの概念を変えるような旨味でした。
ワインにももちろん合わせられますし、クセがない分、海苔やわさびと合わせて和風にするのもありだと思います。
ピザやパスタ以外にも色々な料理で使えそうですよね。
サンプルを提供して下さった食材卸のMETROさん、いつもありがとうございます ^^
諸説あるようですが、「引きちぎる」という意味だったということに、ちょっとビックリです。