こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。
先日、知人からデコポンを頂きました。
実はデコポンってあまり食べる機会が無く、
いざ目の前にしてみると、、、
デコポンって、どうやってむくのが良いんだろう?
と思い悩んでしまいました。
柑橘類は種類によって、その大きさや皮の厚さが様々。
甘夏やグレープフルーツのように包丁を使ってむくのが良いのか。
それともみかんのように手でむいて食べるのが良いのか。
慣れない柑橘類は、食べる前に戸惑いますよね。
今日はそんなデコポンのむき方と食べ方をご紹介したいと思います。
この記事では、
- デコポンとはどんな果物?
- デコポンのむき方・切り方と、食べ方
- デコポンの皮の活用法
- ネットで買える、お得なデコポン
を紹介していきます。
野菜ソムリエが教える|デコポン(不知火)の簡単なむき方 切り方 食べ方
では、デコポンとはどんな果物なのでしょうか?
みかんや甘夏といった柑橘類はみんな似ていますが、その違いを説明していきます。
デコポンとは、どんな果物?
不知火(デコポン)
シラヌヒ(不知火)は、ミカン科ミカン属の柑橘類のひとつ。
「清見」と「ポンカン」の交配により作られた品種である。
日本における2010年の収穫量は42,440トン。
熊本県、愛媛県、和歌山県、広島県、佐賀県の5県で全国の生産量の8割を占める。
「デコポン」は商標登録商品である。
引用:ウィキペディア
と、ザックリ説明ですが、名称がシラヌヒってなっていますよね。
ここで重要なポイント
シラヌヒ(不知火)= デコポン
なのです。
というのも、
- シラヌイ(品種名)
- デコポン(登録商標)
という図式があるのです。
登録商標は「熊本県果実農業協同組合連合会」が所有しています。
なので、デコポンという名称が使えるのは、許諾を受けた農業団体のみ。
勝手に「デコポン」という名前を使ってしまうと、損害賠償を支払うことにもなるので注意が必要です。
デコポンの特徴は?
甘味が強いので、みかんのように気軽に食べられる柑橘といえます。
香りはオレンジに近く、果皮は温州みかんに比べるとやや厚め。
ですが、皮をむくのはとっても簡単。
「じょうのう膜」といわれる実と皮の間の膜は薄いため、果肉は袋ごと食べられます。
デコポンの旬と産地は?
デコポンの旬は初冬(12月)から翌春(5月)にかけてがシーズン。
低温貯蔵されたものは、6月頃まで出荷されるようです。
熊本県産が4割、愛媛県産が3割、佐賀県産が1割といった生産量のシェアがあります。
日本以外のデコポンの産地は?
デコポンは韓国の済州島では漢拏峰(ハルラボン)という名前で生産されています。
また、アメリカのカリフォルニア州ではSumo Mandarin(スモウマンダリン)という名称で栽培されています。
スモウという言葉が付いていますが、日本由来の要素があるのかもしれません。
デコポンのむき方・切り方と、食べ方
では、デコポンのむき方と食べ方なのですが、結論を言うと、
みかんと同じ食べ方で大丈夫。
なんのひねりも無くて恐縮ですが、それで良いのです。
デコポンは、見た目が甘夏のように少し大きめな柑橘。
その見た目から、皮がむきずらそうと思ってしまいがち。
ですが、実は簡単に手でむくことが出来ます。
瓤嚢(じょうのう)と言われる薄皮の部分も薄く柔らかいのも特徴。
みかんと同様に、そのまま食べらます。
写真で解説 デコポンのむき方
![デコポン3](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/dekopon-3.jpg)
こちらがデコポン。
愛媛産です。
ちゃんと商標登録を受けていると思われるので、デコポンの名称がシールに書かれていますね。
名前の通り頭の部分が凸(デコ)っとなっています。
![デコポン2](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/dekopon-2.jpg)
余談ですけど、野菜ソムリエの授業の時、
「柑橘果物はお尻のこの部分が、出べそっぽくなっているのが美味しい」
と先生から聞きました。
理由は今も不明なのですが、選ぶ際はいつもココをチェックしています。
![デコポン4](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/dekopon-4.jpg)
デコポンは手でも簡単にむくことが出来ますが、一手間かけてみます。
ペティナイフで凸の部分にほんの少し切り目を入れると、よりむきやすくなりますよ。
面倒な場合は、そのまま手でむいてしまってもOKです。
![デコポン5](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/dekopon-5.jpg)
ここは可食部ではないので、これくらいの切り込みをペティナイフで入れればOK。
![デコポン6](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/dekopon-6.jpg)
ここから手でむいていきます。
あとはみかんと一緒です。
![デコポン7](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/dekopon-7.jpg)
こんな感じで、スルスルとみかんのようにむけるのです。
![デコポン](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/dekopon-8.jpg)
あとは小房にわけて、そのまま皮ごとパクリ。
デコポンは酸味が少なく、甘みがとっても強めなのが特徴。
僕も大好きな柑橘フルーツの1つです。
食べ終わった「デコポンの皮」を使った、3つの活用方法
食べ終わったデコポン。
もちろん、皮がそのままそっくりと残りますよね。
そのまま捨ててしまいがちなデコポンの皮。
ですが、ひと手間かけると効果的な使い道があるんです。
食べ終わったデコポンの皮、3つの有効活用方法をご紹介。
そしてデコポンに限らず、柑橘系の果物の皮は全て同じ使い方が出来ますよ。
1.お風呂に入れる
最初の活用法は、お風呂の入浴剤としての活用方法。
そもそも、乾燥させたオレンジの皮自体が、陳皮という漢方薬として知られていますよね。
そのままの皮には、ワックスが付いている可能性があるので、一度水洗いをします。
それから細かくちぎって、天日干しにて2〜3日乾燥。
乾燥して水分が飛んだら、ガーゼや洗濯ネットなどで包んでお風呂に入れます。
身体がポカポカに温まり、美容効果も期待できますよ。
また、乾燥させたデコポンの皮には、消臭効果もあるようです。
下駄箱に入れておくと効果的ですね。
2.マーマレードやオランジェットなどのお菓子にする
2つ目はお菓子として食べる方法。
こちらもオレンジの皮でよく活用されますね。
砂糖と一緒に煮詰めてマーマレードに。
白皮の部分を切り取って、砂糖で煮詰めた後にチョコでコーティングしたオランジェットなど。
柑橘の皮部分の苦味と、砂糖やチョコレートの甘さが相性抜群なんですよね。
作るまではけっこう大変。
ですが、デコポンを大量に買った時に、まとめて作ってみるのも良いかもしれません。
3.皮から出るオイルをつかって、油汚れを落とす
最後はお掃除の道具として使う方法。
柑橘の皮に含まれているオレンジオイルには、油汚れを落とした上に、汚れコーティングをしてくれる効果があります。
台所のガス代やシンク周りなど、油カスや白く濁ってしまっている汚れに、デコポンの皮が効果的。
軽くこすると、油汚れやアルカリ性の汚れが落ちやすくなるので、仕上げに拭き取ればOK。
子供がフローリングなどにクレヨンで落書きしてしまった際にも、同様の使い方が出来るそうです。
野菜ソムリエが推薦!楽天で買えるお得で美味しいデコポン
デコポンはスーパーでも買うことが出来ます。
が、ネットでもお得に購入する裏技があります。
それは、「訳アリ品」と「ふるさと納税」のデコポンです。
僕も実際に購入した方法をご紹介します。
楽天市場の「訳ありデコポン」がお得過ぎる
![訳ありデコポン](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/dekopon-rakuten.jpg)
楽天で販売されているワケありの不知火がとってもお得です。
僕も何度か購入していますが、不揃いではありながら味も良く、送料も無料なのでオススメです。
特に冬場は、常備しておくと何かと便利です。
風邪予防としてビタミンCが摂取できるのも良いですよね。
楽天の「訳ありデコポン+送料無料」のリンクを貼っておきます。
興味がある方はぜひ、覗いてみて下さい。
大分県津久見市の高級完熟デコポン【デコ330】
![デコ330](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/imgrc0082093882.jpg)
僕もふるさと納税で返礼品として頂いたことがある、
大分県津久見市の高級完熟デコポン【デコ330】
その甘さには感動しました!
大分県津久見市の高級完熟デコポン【デコ330】とは?
潮風の当たる傾斜地で、生産者が雨や寒さから果実を守り、5月の開花から翌年の3月末までの約330日間樹上で栽培しました。
濃厚で深みのある味わいと、さわやかに広がる香りが魅力です。特別栽培の為、生産者が限られています。
丹精込めて栽培した「デコ330」を是非お召し上がり下さい。
贈答用としても使われているらしく、大分県津久見市のふるさと納税の返礼品としても指定されています。
酸味がほとんどなく、強い甘みが口の中に広がります。
通常の栽培時期よりも長い、330日の期間を経て収穫されるため、デコ330と命名されたそうです。
フルーツ好きな人には、ぜひ召し上がって頂きたい一品です。
こちらもリンクを貼っておきますので、興味がある方はご覧下さい。
【ふるさと納税】完熟デコポン デコ330 約3kg(化粧箱)
野菜ソムリエが教える|デコポン(不知火)の簡単なむき方 切り方 食べ方 まとめ
今回の記事のポイントをまとめると、
- デコポンはシラヌヒ(不知火)の商標登録商品
- 向き方や食べ方は、みかんと同じ
- 皮も色んな使い方が出来る
- ネットで訳ありやふるさと納税で買うと、お得
ということですね。
甘くて美味しい美味しいデコポン。
10年前くらいは贈答品としてしか見なかったような気がします。
最近はスーパーでもよく、デコポンや不知火を見かけるようになりましたね。
皮の厚い柑橘類はどうしても避けがちですが、デコポンは簡単に食べられる果物。
ぜひ美味しいデコポンを見つけて、手で豪快にむいて、美味しくお召し上がり下さい。
野菜ソムリエの資格に興味がある方へ
この記事は、野菜ソムリエとしての知識を活用して書き上げました。
こういった野菜の知識は、野菜ソムリエの講座を通して、楽しく学ぶことが出来ます。
野菜ソムリエに興味がある方は、ぜひこちらの記事もご覧下さい↓
【野菜ソムリエとはどんな資格?】現役の野菜ソムリエが詳しく解説
コメントを残す