こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です!!
みなさん、煮物作っていますか?
煮物の作り方って、千差万別、人により様々なわけで、正直僕自身も何が正解なのかよく解らないでいたりします。
(最終的に美味しければOKと、以前教わった和食の先輩に言われたこともありますが。)
僕のやり方が絶対正しいとは言い切れませんが、普段作っているやり方で煮物のコツを交えてご紹介したいと思います!
煮物、自分で作ると結構ハマりますよ ^^
まずは定番中の定番である、あの煮物からスタートしてみましょう!!
煮物の代名詞!?肉じゃがを作ろう!!
得意料理と肉じゃがの関係
Q「得意料理は何ですか?」
A「肉じゃが」
、、、この解答は僕が小さな頃からよく耳にするような気がしていますが、「肉じゃがを得意料理と言う人に、本当に料理が得意な人はいない!」、、、僕はそう信じて止みません 笑
煮物を食べる機会ってありますか?
得意料理の代名詞とも言える肉じゃがですが、実際に作ったことある人って実は少ないんじゃないかなーと思っています。
というか、最近の若者ってあまり煮物を作らないし、そもそも自分から進んで食べる機会がないんじゃないかな〜と感じています。
僕自身も、正直そんなに煮物が好きではありませんでした。
ビュッフェ形式の食事で煮物が提供されていたりもしますが、取る機会なんてありませんでしたし、煮物は出されれば食べるというような距離感ですね。
ただ自分自身で作ってみると、その奥深さを知りますし、野菜もたくさん入っているので、もっと積極的に食べようって思うようになりました。
なので、最近は煮物作りに結構ハマっています 笑
そこで今回は、基本中の基本、肉じゃがの作り方(蕨東口すがや・三代目店主のやり方で)をご紹介します!
肉じゃがを作ってみる!レシピをご紹介。
肉じゃが 材料(2〜3人前)
- 豚肉(バラブロック) 500g
- じゃがいも 3個
- 人参 1本
- たまねぎ 半個
- 酒 4
- みりん 1
- 砂糖 1
- 醤油 1
- 白だし 0.5
- おろしニンニク 1かけ分
肉じゃがの作り方
豚バラ肉のブロックを切ります。
食べやすいように、一口大にサイズを揃えてカットしましょう!
続いてもう一つのメインのじゃがいも!
今回は北海道産の新じゃがを使います ^^
新じゃがは薄皮も食べられます。
栄養価も皮の下部分に一番蓄えられていますので、洗ったらそのまま使いましょう ^^
続いて人参!今回は千葉県産の人参。
こちらも食べやすく、一口大の乱切りに切り揃えます。
お次は玉ねぎですね。こちらも北海道産!
1cm幅のくし形切りにしておきます。
さぁ、いよいよ調理開始です!
まずは豚肉の余分な脂を抜く&臭み取りのために、熱湯で下茹でしましょう。
ザルなどに豚肉を入れて、サッと熱湯に通します。
その後、冷水で軽く洗い流し、水気を切っておきます。
鍋に豚肉・じゃがいも・人参を入れましたら、材料がかるくひたひたになるくらいのお水を入れます。
煮物を作る際、「ひたひた」「かぶるくらい」という言葉が出てきますが、、、
・ひたひた = 液体から材料が少し頭を出す
・かぶる = 材料が完全に液体に浸かっている
という解釈でOKです。
迷いましたら帽子をイメージして、
かぶる=帽子をかぶる=頭が隠れる=材料が全部浸かっている
と思い返してもらえれば間違わないはずです 笑
水を入れましたら、次はお酒を入れていきます。
目分量でいく時のコツですが、
「(醤油やソースをイメージして)これくらいかけたら美味しくなるな〜」と思う量を「1」としてやってみて下さい!
僕の場合、煮物を作る時は酒4:甘み(みりん・砂糖など)2:塩味(醤油・塩・味噌など)1〜2で作る場合が多いので、そんな感じの目安でやっています。
みりん・砂糖と、甘みを入れていきます。
調味料の「さしすせそ」は基本ですが、順番もこの通りに入れるってご存知でしたか ^^
酢・醤油・味噌は加熱すると風味が飛んだり、酸味が出たりしてしまうので、入れていく順番も大事なんですよ〜
甘みを入れてひと煮立ち。
同時に灰汁も出てきますので、こちらも取り除いておきましょう。
同時に醤油も入れてしまうと、醤油の塩分の作用で甘みが入りにくくなってしまいますので、まずは甘みだけで軽く煮るのが基本です ^^
ひと煮立ちしましたら、いよいよ醤油の出番です。
醤油の割合は1ですので、鍋のサイズや材料の量を見ながら、「これくらいかけたら美味しそう」を意識した分量を入れていきましょう。
旨味も足していきたいので、白だしを加えます。
白だしは塩分が強いので、醤油の半分量でOK。
こうやって自分好みの味を作っていきます ^^
さらに旨味・コク・風味をプラスしたいので、僕はよく煮物におろしニンニクを入れます。
おろしニンニクの効果はとっても大きく、入れると全然雰囲気変わりますよ〜!!
さらにひと煮立ちしましたら、玉ねぎを被せるように入れます。
蓋をして玉ねぎを蒸し煮することで、水分が出て甘みが増し、煮汁も入りやすくなります。
牛丼を作る時なんかも、この方法は使えますよ ^^
玉ねぎを入れましたら、蓋をして弱火と中火の間くらいの火加減にして15分ほど煮込みます。
15分後。
こんな感じに仕上がっております!
この時点でもなかなか美味しそう ^^
一つじゃがいもを取り出してカットしてみましょう。
表面は煮汁が染みていますが、中はまだ白い状態。
この感じが好きな人もいますが、僕はどっぷりと煮汁が染みたジャガイモが好きなので、ここから作った煮物を完全に冷まします。
冷めていく過程の浸透圧により、煮汁がさらに材料に染み渡っていきます。
この時期は、鍋の蓋を少し明けて外に出しておくのも一つの手ですよ ^^
冷ました煮物を再度火にかけて温めます。
冷ます〜温めるを繰り返すことで、味がどんどん染みていくんですね ^^
このことを計算して、冷ます煮るを繰り返すのであれば、ある程度煮汁が詰まっても大丈夫なように味の濃さを調整しましょう。
そして完成〜!!
僕の作る肉じゃがはこんな感じです ^^
甘みがちょっと強めですが、ご飯との相性も良く、美味しいですよ(自画自賛)
煮物は人によって好みが違いますし、作り方によって個性が出ます。
手間を省略すればもっと簡単にも作れますし、もっともっと手間をかけて作ることも出来ます。
追求すればキリがありませんが、奥深さを感じさせられますね〜
ぜひぜひ、あなたもまずは肉じゃがから煮物にチャレンジして、自分の味を探してみてください ^^
日本人ならば、食卓に一品の煮物を♪
野菜ソムリエの資格に興味がある方へ
この記事は、野菜ソムリエとしての知識を活用して書き上げました。
こういった野菜の知識は、野菜ソムリエの講座を通して、楽しく学ぶことが出来ます。
野菜ソムリエに興味がある方は、ぜひこちらの記事もご覧下さい↓
[nlink url=”https://www.sugaya-east.com/blog/junior-vegetable-about/”]
コメントを残す