こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。
9月に入って、めっきり秋らしくなりましたね。
ちょっと前まで暑いと言っていたのが嘘のように、外ではもう鈴虫がリンリンと鳴いています。
そんな秋の時期に美味しくなる魚と言えば、、、やっぱり秋刀魚(サンマ)ですよね ^^
秋刀魚は他の魚と違って、内臓もほろ苦い旨味を持って美味しく食べられます。
しかし、なぜ秋刀魚の内臓が美味しく食べられるかご存知ですか?
今日はその疑問について調べてみたので紹介したいと思います!
秋刀魚は胃がない【無胃魚】
驚くことに、秋刀魚には胃がありません。
【無胃魚】という種類に分類されていて、餌を食べるとすぐに消化して排泄するという特性があります。
実際に秋刀魚を捌いてみたり、焼いた秋刀魚の内臓を見てみると、筒状になっている管がありますよね。
が、袋状の胃のようなものは無いので、食べたものを胃に溜めておくことが無いんです。
胃ではなく、長い腸の中で食べたものを消化するんですね。
秋刀魚に近い魚としては、意外なのですが、メダカが近い種類のようです。
メダカも秋刀魚と同様、胃がない無胃魚に分類されます。
秋刀魚漁が夜に行われるのも、理由の一つ
秋刀魚は日中に餌となるプランクトンを食べます。
そして夜の間は何も食べないという特性を持っています。
秋刀魚が主に行われるのが夜間。
そのため、漁で捕まえた秋刀魚のお腹の中には、何も入っていない状態となるんですね。
日中に釣ったりした秋刀魚の場合には、お腹の中に餌が残っているものもあるようです。
秋刀魚の内臓の栄養素
さんまは他の魚を食べるのではなく、動物性のプランクトンを主な餌としています。
そして長い腸の中ですぐに消化して排泄してしまうため、他の魚の内臓と比べても苦味が少ないとされています。
そして、そんなさんまの内臓には映像がたっぷりと含まれています。
主な栄養素としては、、、
- カルシウム
- 鉄分
- ビタミンA(レチノール)
- ビタミンB12
といったものが多く含まれており、美肌効果や貧血予防にも効果が期待出来ます。
【秋刀魚(サンマ)の内臓】が美味しく食べられる理由 まとめ
秋の味覚の代表でもある秋刀魚。
無胃魚という聞き慣れない言葉が出てきましたが、そんな特性があるんですね。
身だけでももちろん美味しいですが、このほろ苦い内臓部分にも栄養がたっぷりとありますので、残さず食べると健康的です。
僕のオススメとしては、ほぐした身と一緒に大根おろしと混ぜながら食べるのが美味!
ぜひ、スーパーで美味しいサンマを買って、塩焼きにして召し上がって下さい ^^
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