こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。
先日、沖縄の親戚から頂いたキーツマンゴーを追熟させるという記事を書きました。
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大事にキーツマンゴーを追熟させていきまして、約2週間後、ようやく食べられる状態になりました。
実際にキーツマンゴーの追熟を完成させるまでの様子を、写真と共に紹介していきたいと思います。
キーツマンゴーを追熟させる方法
![キーツマンゴー1](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/08/keat-mango-1.jpg)
前回のおさらいですが、キーツマンゴーを追熟させる方法を改めて確認しておきます。
- 常温で、極度な高温多湿は避ける
- 柔らかい布の上において、通気性良く保存する
- 布に当たっている部分が傷まないように、1日1回は向きを変える
これらがポイント。
大事なのは温度と、マンゴーに触れる場所ですね。
思っている以上にマンゴーの追熟は繊細なので、こまめにチェックしてあげることが大事です。
キーツマンゴーが追熟したかどうか 3つのポイント
そして、キーツマンゴーが追熟したかどうかのチェックポイント。
以下の3つにまとめました。
- 白い粉(ブルーム)が取れて、表面にベタつきが出てくる
- 甘い香りが漂ってくる
- 触った感じで柔らかいのがわかる
これが判断基準となります。
これらのポイントに注意してキーツマンゴーを追熟させていきたいと思います。
キーツマンゴーを追熟させていく様子
では、実際に写真と共に追熟の様子をご覧ください。
キーツマンゴー 1日目
![キーツマンゴー7](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/08/keat-mango-7.jpg)
今回追熟させるキーツマンゴーです。
重さはなんと1.34kg!
アップルマンゴーが大きくても500gくらいなので、マンゴーとしては規格外の重さですね。
![キーツマンゴー2](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/08/keat-mango-3.jpg)
初日はこんな感じで、実の表面に白い粉のようなものが付いていました。
これはブルーム(bloom、果粉)と呼ばれるもの。
果物や野菜の果実における、果皮表面の白い粉状の蝋物質のこと。
熟した新鮮な果実によく見られる物で、果実から自然に分泌されている天然物質です。
また、人体には無害なのでご安心を。
キーツマンゴー・追熟1日目の様子
- 果皮にブルームが付いている
- 匂いはほとんど無し
- スイカのように実が固い
キーツマンゴー 2日目
![キーツマンゴー・追熟1](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-1.jpg)
1日目とほぼ変わらず。
まったくもって変化がありません。
キーツマンゴー・追熟2日目の様子
- 果皮にブルームが付いている
- 匂いはほとんど無し
- スイカのように実が固い
キーツマンゴー 3日目
![キーツマンゴー・追熟2](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-2.jpg)
3日目も同様に、特に変化は見えませんでした。
まだまだ固く、匂いもありません。
キーツマンゴー・追熟3日目の様子
- 果皮にブルームが付いている
- 匂いはほとんど無し
- スイカのように実が固い
キーツマンゴー 4〜6日目
![キーツマンゴー・追熟3](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-3.jpg)
お店が休みだったため、ちょっと日が飛んでいます。
表面のブルームは少し落ち着いてきた感じがしますね。
実はまだまだ硬いままですが、ほんのりと甘い香りがしてきたように感じます。
キーツマンゴー・追熟4〜6日目の様子
- 果皮にブルームが少し取れて無くなってきた
- ほんのりと甘い香りがする
- まだまだ表面は固いまま
キーツマンゴー 7〜9日目
![キーツマンゴー・追熟4](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-4.jpg)
ブルームはだいぶ落ち着いて、表面がツルッとしてきました。
匂いもだんだんと甘さがわかるようになってきて、鼻を近づけるといい匂いがします。
持ってみると、初日に比べて柔らかくなっているのも感じます。
ただ、まだまだ食べるには早そうな雰囲気。
キーツマンゴー・追熟7〜9日目の様子
- ブルームはほぼ落ち着いてきた様子
- 鼻を近づけてみると、甘い香りがかなり際立っている
- 持ってみると、固さも無くなってきて、少し柔らかくなったのを感じる
キーツマンゴー 10日目
![キーツマンゴー・追熟5](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-5.jpg)
10日目になってくると、かなり表面がツルツルしてきた感じがします。
ブルームはもはや無くなり、香りも徐々に強くなってきました。
触った感じも、まだ少し固さはあるものの、押すとヘコんで行くような感じが伝わります。
もうすぐ食べ頃が近づいてきているのがわかりますね。
キーツマンゴー・追熟10日目の様子
- 果皮のブルームはもう無くなった
- 香りはかなり強く、離れていても甘い匂いが漂う
- 手に持ってみると、指先に触れる部分がヘコむような触感がわかる
キーツマンゴー 11日目
![キーツマンゴー・追熟6](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-6.jpg)
11日目、もう食べても良いんじゃないかと思うくらい、香りが強くて柔らかい。
色は最初と全く変わりませんが、匂いと触感はまるで違います。
棚に入れておくと、扉を開けた瞬間、甘い香りが充満しており、南国の香りがしました 笑
甘さの中に、どことなく青臭い香りがする感じ、おわかり頂けるでしょうか?
このまま冷やして、明日にでも切って食べてみようかと思います。
キーツマンゴー・追熟11日目の様子
- 表面は糖分からか、すこしベタつきが出てきた。
- とにかく甘い香りが強くなってきて、置いておくと周囲にも充満する
- 触った瞬間に、完熟したアップルマンゴーと同じくらい柔らかいのがわかる
キーツマンゴー 12日目(追熟完了!)
![キーツマンゴー・追熟7](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-7.jpg)
今日はもう食べられるだろということで、昨晩から冷蔵庫で冷やしておきました。
見た目は変わらず緑色のままですが、中は一体どうなっていることやら、、、
追熟完了後の、完熟したキーツマンゴーを食べてみた
![キーツマンゴー・追熟9](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-9.jpg)
種に沿って、キーツマンゴーをカットします。
切ってみますと、、、見事なオレンジ色!
完熟したマンゴーの美味しそうな色ですね。
![キーツマンゴー・追熟10](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-10.jpg)
このまま切込みを入れて、押し出して食べたいと思いますが、サイズがとにかく大きい。
写真だと少しわかりにくいですが、このサイズでも僕の手のひら以上の大きさ。
この半身だけで、アップルマンゴーよりも身の量は多く取れると思います。
![キーツマンゴー・追熟11](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-11.jpg)
ほんの少し、果肉を取って食べてみますと、、、
感動的に甘い!!
驚くほど、めちゃめちゃ甘いです!
予想の遥か上を超えていくほどの甘さ。
アップルマンゴーと同様かそれ以上です。
酸味も少ない甘さで、例えるなら柿のような甘さに近いかも。
なんでも、キーツマンゴーの甘さは糖度16〜19度が平均ということ。
しっかりと追熟したキーツマンゴーは、アップルマンゴーよりも甘くなるようです。
![キーツマンゴー・追熟12](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-12.jpg)
半分にカットしたマンゴーをさらに半分にカットして、切込みを入れてみました。
これだけサイズが大きいのに、甘さも持ち合わせているなんて、、、反則技ですよね。
追熟に2週間近くかかったものの、それだけの価値は十分にありました。
あまりに大きいので、チャンクにして保存
![キーツマンゴー・追熟13](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-13.jpg)
キーツマンゴー1つで、かなりの量の可食部が取れます。
1度で全部は食べきれませんので、チャンク(ぶつ切り・塊)にして、タッパに入れて保存。
かなり大きめのタッパなのですが、満杯になってしまいました、
マンゴーの楽しみといえば、種の周りの実
![キーツマンゴー・追熟14](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-14.jpg)
マンゴーをカットしていくと、どうしても種の周りには実が残ります。
種が大きいので、この状態のまましゃぶりつくのがとっても美味しいんですよね。
![キーツマンゴー・追熟15](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-16.jpg)
がぶりと周りの実にかぶりついて頂きます。
マンゴーをカットしたあとの、一番幸せな瞬間です 笑
![キーツマンゴー・追熟16](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2018/09/keat-mango-after-18.jpg)
食べ終わった後、水洗いした種です。
種の周りには繊維があって、サイズはとにかく大きめ。
これを植えたら生えてくるのかと思いつつ、さすがに関東の気候じゃ無理だろうなと諦めました。
キーツマンゴーを追熟させて食べてみた まとめ
キーツマンゴー、追熟までにおよそ2週間弱かかりました。
収穫後から食べられるまでにちょっと時間はかかりますが、それでも待つだけの価値はある味です。
夏休みであれば、小学生の自由研究にキーツマンゴーの追熟を選んでも良いかもしれませんね。
なかなか手に入りにくい果物ではありますが、もしキーツマンゴーに巡り会う機会があれば、追熟を楽しんで下さい。
ネットでもキーツマンゴーは購入できるようなので、興味がある方はぜひご覧ください。
野菜ソムリエの資格に興味がある方へ
この記事は、野菜ソムリエとしての知識を活用して書き上げました。
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初めまして!こんにちは。
宮古島から野菜や果実を販売している
真壁と申します。今年、初めてキーツマンゴーを売ることになったのですが、こちらのブログがとても分かりやすくありましたので、もしよろしければ、なのですが、お客様などにご紹介してもよろしいでしょうか?
(直リンクではなく、口頭やメール配信などにて)
もちろんご迷惑でしたら、控える所存です。
とても楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます\(^-^)/