こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。
みなさん、「いももち」ってご存知ですか?
北海道の郷土料理なのですが、じゃがいもを使って作る、モチモチしたお団子のことなんです。(別名・いも団子)
幼いころ、北海道料理を提供する居酒屋さんに両親と行った時、初めてこの「いももち」を食べました。
以来、その美味しさにハマって時々作っていましたが、、、
やっぱりじゃがいもを蒸して作るのが面倒!
しかしふと、スチーマーを使ってレンジで作れば簡単なのではと思いつき、実際にやってみて成功しました ^^
なので今日はそのレシピを、ぜひご紹介したいと思います。
そもそも、【いももち】とはどんな料理?
北海道の「いももち」
北海道では、「いももち(いも餅)」。
別名「いもだんご(いも団子)」とも呼ばれる。明確な区切りは無いが、焼いたもの(味付けしたもの)を「もち」。
汁に入ったもの(味付けしていないもの)を「だんご」とも呼ばれる。製法
皮をむいて火を通した(茹で・蒸す)ジャガイモを潰し、これにジャガイモ澱粉、又は片栗粉を加えてよく練り上げ、小さな丸餅や団子状に整形し、餅と同様に焦げ目が付くまで焼きあげる。
甘辛く味付けした醤油やバター・砂糖などを付けて食する。
歴史
当時、稲作(もち米)生産技術が未発達であり、豊富に生産されたジャガイモ・カボチャを「餅」の代用品として作られたことが始まりである。
現在、「冷凍いももち」の生産により、北海道の手軽なファストフードとして、土産物屋の店先や高速道路のサービスエリアの売店でも見かけることができる。
いももちの粉も市販されており、カボチャ味などのバリエーションもある。
また、子供にも人気のおやつでもある。また、居酒屋のメニューになることもある。
引用:ウィキペディア
といったように、お米がまだ貴重だった時代に、もち米の代用として「じゃがいも」が材料として使わていたんですね。
じゃがいもの代わりにカボチャを使う「いももち」もあるようです。
北海道以外にも、和歌山・高知・岐阜などでも郷土料理として同名の料理が存在します。
地域によってサツマイモや里芋を用いるなど、その地で生産される芋を使うようですね。
レンジで作る、簡単な「いももち」のレシピと作り方
いももちの材料(二人分)
- じゃがいも 2〜3個くらい
- 片栗粉 皮を剥いたじゃがいもの重量の10%(重要!)
- 塩 適量
いももちの作り方
まずはじゃがいもを用意します。
土や泥がついている場合、キレイに水洗いします。
皮は剥かず、そのままでOK!
8等分くらいに切って、スチーマーに入れていきます。
スチーマーは一つ持っていると、時間も短縮できますし、調理の幅がかなり広がりますよ ^^
水など何も入れず、そのままフタをしてレンジで加熱します。
お店で使っているレンジは750Wなので、家庭のものよりもちょっと強めかと思います。
750Wで5分なので、500Wの場合は7分位がちょうど良いかもしれません。
5分加熱したじゃがいもがこちら。
しっかりと火が通っている感じがしますね ^^
竹串などを使い、スッとじゃがいもに通るか試してみて下さい。
これで少し芯が残っているようでしたら、もう一度フタをしてレンジで再度加熱して、熱を通します。
加熱後、スルスルと皮が簡単に剥けます。
全部の皮をしっかり剥きましょう。
皮を剥いたじゃがいもがこちら。
この状態で粗熱を取って味付けをすれば、ポテトサラダにもなりますね ^^
皮を剥いたあと別のボールに移し、キッチンスケールで計量。
後ほど捏ねますので、少し大きめのボールを使うと良いですよ ^^
ボールの重さを差し引いた、じゃがいもだけの重さは155g。
じゃがいもの重さの10%の片栗粉を加えますので、片栗粉・15gをボールに入れます。
それと下味をつけるため、塩をひとつまみ入れます。
じゃがいもに対して、「少し薄味くらいかな〜」の感覚で入れて下さいね ^^
手で芋を捏ねていきます。
片栗粉としっかりと混ぜ合わせるように、コネコネ、、、、
外側から中心に入れていくような感じで捏ねるのがコツです。
まとまって出来上がったのがこちら。
すでにもちっぽい雰囲気が漂っていますね。
適度な大きさに小分けしてまとめます。
大人が食べるのであれば、1個50gくらいの大きさがベターですね。
お子さんであれば、30gくらいが食べやすいかと思います ^^
お好みのサイズで、ぜひ楽しみながら作ってみて下さい。
この形で冷蔵すれば2日くらいは保存できます。
多めに作っておいて、冷凍保存してしまうことも出来ます ^^
出来上がった「いももち」を調理してみる
いももちが出来上がりましたら、実際に使って調理してみましょう。
焼く・(汁に入れて)煮る・揚げる・蒸す、、、など、色んなアレンジが出来ます。
中でも僕のオススメは、やはり「揚げいももち」!!
その作り方をご紹介します ^^
丸めたいももちを上から押しつぶして、平らな形にします。
その際、サイドがひび割れてしまうかもしれませんが、指で軽く抑えれば大丈夫です。
何も付けず、そのまま170度の油で2分間ほど揚げます。
長時間揚げ続けると、爆発する恐れもあります!
膨らんできたらご注意を 笑
きつね色にこんがり揚がったら完成!
外側がカリッとしていて、中はモッチモチ。
子供なら絶対に好きな味だと思います ^^
レモンを絞って塩で食べたり、ケチャップで食べるのも美味ですよ。
油で揚げるのが大変な場合、フライパンで少し多めの油で揚げ焼きにしても作れますので、ぜひお試しあれ。
いももち まとめ
北海道では主に焼いて、砂糖と醤油の甘辛い餡をかけて食べるのが主流なようです。
包丁で皮を剥いたり、お湯で茹でなくても簡単に作れますので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか ^^
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