こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。
突然ですが、
野菜って健康に良い
って、よく言われていますよね。
でも実際、どのように健康に影響してくるのでしょうか?
なかなかこの質問に答えられる人っていませんよね。
そこで、なぜ野菜が健康や身体に良いのかを、野菜ソムリエとしてまとめてみました。
この記事では、
- 野菜が身体に良い理由
- 野菜の持つ、豊富な栄養素
- 子供に対して「野菜がどうして身体に良いのか?」の答え
をお伝えします。
「野菜を食べると体に良い」という理由【野菜ソムリエが考えてみた】
子供の頃、大人とこんな会話になったことってありませんか?
野菜が食べられない子供に対して、大人が必ずと言っていいほど言うセリフ↓
きっと、誰もがこんなやりとりをして大きくなっていくはず。
そして、その頃の子供が大人になって、自分が親になって教える立場になった時、
きっと同じことを、お子さんにに言っているのではないでしょうか?
もし子供にこんな風に返されたら、あなたはどうやって答えますか?
お肉とご飯をいっぱい食べれば良いじゃ〜ん!!
とにかく体にいいんだから食べなさーい!!!
これは僕の考えた、完全にNGな解答。
しかし、結構当てはまると思います。
具体的に、野菜の良さを答えられるでしょうか?
この大人の回答はちょっと極端としても、
- 具体的になぜ野菜が体に良いのか?
- なぜ野菜をたくさん摂るべきなのか?
あなたは答えられますか?
きっと多くの人が答える解答として、
栄養があるから・健康的だから
では、どんな栄養価が高くて、健康に対してどんな効果があるのでしょう?
お肉と野菜は、具体的にどう違うのでしょうか?
カロリーが少ないから
お肉でも、鶏のささ身は低脂肪。
野菜中心でも、ドレッシングをドボドボかけたら確実に太ります。
と、深く質問されると困る人は多いハズ。
実際、僕も野菜ソムリエを取得するまでは、本当に知らないことだらけでした。
具体的に「◯◯だから野菜を積極的に摂った方が良い」という答えは、かなり曖昧。
もちろん学術的や栄養学的に、深いところまで掘り下げなくても良いと思います。
一歩踏み込んで、自分も相手も納得させられる解答。
僕自身の備忘録としても、以下に残しておきます。
野菜が体に良い理由1【野菜の持つ豊富な栄養素】
1つめの理由としては、
野菜には健康を維持するための栄養素が豊富だから
というのが挙げられます。
野菜には多くの栄養素が含まれています。
多くの栄養素と言いましても、もちろん野菜の品目や品種によって、それは様々。
だから色んな種類の野菜を数多く食べた方が良いのですが、中でも豊富な
- ビタミン郡
- カリウム
- 食物繊維
- フィトケミカル
などは、他の食物に比べて豊富なのが、野菜のもつ栄養素の特徴です。
ちょっと深入りして、代表的な栄養素の特徴をご紹介します。
野菜の主なビタミン群が、体にもたらすポジティブな作用
野菜の持つ栄養の代表としてまず挙げられるのがビタミン。
主なビタミン群の説明をまとめました。
ビタミンA(目・皮膚などに効果)
視覚作用や皮膚や粘膜の正常化を促す作用があります。
緑黄色野菜に豊富に含まれます。
ビタミンC(肌などの美容効果や風邪予防)
コラーゲンの生成や抗酸化作用の効果が。
柑橘類や緑黄色野菜など、多くの野菜に含まれます。
ビタミンD(骨を作るのを助ける)
カルシウム(骨形成)の吸収促進します。
キノコ類に多く含まれます。
ビタミンE(抗酸化作用・アンチエイジング)
体の老化を防ぐ効果。
オリーブオイル・アボカド・ナッツなど、植物性の不飽和脂肪酸に多く含まれます。
ビタミン郡は野菜を代表する栄養素と言っても過言ではありません。
体を構成するものや健康を維持するものなど。
健やかでいるために必要な栄養が、野菜達には豊富に含まれているのです。
生活習慣病予防に【カリウム】というミネラルをしっかり摂ろう
ミネラルというのは日本語で言うと無機質です。
有名なところでいうと、
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- 鉄分
- ナトリウム
などがあります。
そんなミネラルの中でも、野菜や果物に多く含まれて、体に大事な栄養素。
それはカリウムです。
カリウムは現代人にとって、欠かせない栄養素
カリウムの特徴的な働きとして、体の中の余分な塩分を出すといったものがあります。
これは高血圧の人にとって重要な栄養素。
塩分過多な現代人にとっても、しっかりと摂っておきたい栄養素なのです。
カリウムは野菜・果物全般に含まれる栄養素で、豆類にも多く含まれます。
これが不足すると、疲れやすかったり、体がだるくなったりします。
見逃せない機能性成分【フィトケミカル】とは?
フィトケミカルというのは、生きていくために必ずしも必要ではありません。
が、健康維持や病気の発症を抑制する効果があり、期待されている物質です。
- リコピン→トマト
- ポリフェノール→ブドウ
- カテキン→りんご・ブルーベリー・茶
- アントシアニン→紅芋・黒豆
など、最近耳にする言葉が多いですよね。
フィトケミカルの全てが、科学的に完全に立証されているというわけではありません。
ですが、健康維持に高い期待がされています。
野菜が体に良い理由2 【低コレステロールで、血液をキレイに保つ】
2つ目の理由として、
野菜は低コレステロール・低脂質なので、血液もキレイに保つから。
野菜が体に良い特徴として、脂質が少ないことも挙げられます。
お肉の脂身は脂質(飽和脂肪酸)の塊です。
炭水化物も過剰に摂取すると、糖質が体内でコレステロールに変化していきます。
もちろんそれらの栄養素も、生きていく上では必要なもの。
ですが、過剰摂取により肥満や高血圧を引き起こす要因となります。
脂質・糖質を摂り続け、それらが体に溜まっていくとどうなるか。
極端な流れを言いますと、
血糖値が上がる→血液ドロドロ→血管が詰まる(動脈硬化)
といった悪循環が起きます。
じゃあ、血管が詰まっていくとどうなるか?
- 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血)
- 心疾患(狭心症・心筋梗塞)
などの疾患を引き起こす要因となります。
さらに付け加えると、塩分を多く取りすぎて高血圧な場合、詰まった血管に強い圧をかけます。
そしてさらに、血管に負担がかかります。
そして塩分・糖分の摂り過ぎで血糖値が上がることにより、糖尿病などのリスクも上がります。
これらはいわゆる生活習慣病に含まれ、三大疾患と呼ばれる、
- 悪性新生物(癌)
- 虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
- 脳血管疾患(脳梗塞)
に繋がっていくのです。
予防として、運動をしたりストレスを溜めないことも大事ですが、食生活の見直しも重要です。
- 暴飲暴食をしない
- 甘いもの、塩辛いものを食べ過ぎない
- お肉よりも魚や野菜を中心とした献立にする
こういったことから、
脂質が少ない野菜を食べることは、健康にとっても大事
と言えるのです。
「野菜を食べると体に良い」という理由【野菜ソムリエが考えてみた】 まとめ
この記事で導いた、【野菜を食べると体に良い】という理由の結論は2つ、
ビタミン群やカリウムなど、健康な体を作るのに必要な栄養素がたくさん含まれている
脂質が少なく、三大疾患などの大きな病気を引き起こす生活習慣病の予防になる
ということです。
野菜は体を構築するのに欠かせない食物、ということはハッキリしましたね。
これさえしっかり覚えておけば、食に対する意識も変わってくるはずです。
子供の「何で野菜は体に良いの?」に対するベストアンサー
野菜にはね、体を健康にする栄養がたくさんある上に、病気になりにくくしてくれる力もあるんだよ。
だから小さいうちからたくさん食べておけば、ずっと元気に健康でいられるよ。
が一つの答えとしては良いのではないでしょうか。
「何で?」という問いには、「〜だから」という回答でしっかりと納得してもらえると思います。
あなたはもう知識を持っていますから、しっかりと具体的に答えられますね。
野菜を食べるなら、安心・安全にも気を遣うべき
野菜が健康に良いとは言いました。
しかし、昨今では残留農薬や産地偽装など、食品の安心・安全に対する信頼感も薄れつつあります。
オーガニックの野菜や、それを届けてくれる宅配野菜なども一般的になってきました。
しっかりと生産者さんや生産過程をトレースしている企業の野菜を購入するのも、一つの賢い選択です。
我が家も家庭用に、オイシックスさんの宅配野菜を定期購買しています。
品質も良く、野菜以外のラインナップも豊富なのでオススメです。
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野菜ソムリエの資格に興味がある方へ
この記事は、野菜ソムリエとしての知識を活用して書き上げました。
こういった野菜の知識は、野菜ソムリエの講座を通して、楽しく学ぶことが出来ます。
野菜ソムリエに興味がある方は、ぜひこちらの記事もご覧下さい↓
【野菜ソムリエとはどんな資格?】現役の野菜ソムリエが詳しく解説
ありがとうございました。勉強になりました。
コメント、ありがとうございます ^^