こんにちは、蕨東口すがやの三代目です。
「まごわやさしい」という言葉をご存知でしょうか?
これは「身体に優しい食材」の総称で、
- ま:豆
- ご:胡麻
- わ:わかめ(海藻)
- や:野菜
- さ:魚
- し:しいたけ(キノコ)
- い:芋
と、それぞれの頭文字。
健康のために、これらの食材を積極的に食べましょうということです。
この記事では、
- まごわやさしいについての説明
- 最近では、まごわやさしい「よ(こ)」
- まごわやさしいの食材を使った献立
を紹介していきます。
「まごわやさしい」それぞれの意味と食材
それぞれの頭文字と、なぜ積極的に摂るべきなのかの意味。
そして代表的な食材を紹介します。
ま:豆
豆類の主な代表食材は、ずばり大豆です。
大豆単体でも良いですし、大豆を使った食材の豆腐や納豆もオススメ。
植物性の良質なタンパク質が接種できるので、身体に優しく筋肉の源になってくれます。
大豆から作られる豆乳やおからも栄養が優れていて、こちらも摂るべき食材です。
ご:胡麻
胡麻を含め、ナッツ類なども「ご」に含まれます。
ごまにはセサミンと言われる栄養が豊富に含まれており、
- オメガ3
- EPA
- DHA
といった抗酸化作用の働きを持つ栄養素が豊富。
ナッツ類でも特に、素焼きのクルミやアーモンドも、健康的で身体に優しい食材です。
わ:わかめ(海藻)
わかめ・昆布・アカモク・もずくなど、海藻類全般が「わ」に含まれます。
- 鉄分
- マグネシウム
- カルシウム
- 食物繊維
など、ミネラル豊富な上に整腸作用も期待できます。
日本の海藻を食べる文化は欧米でも人気。
健康意識の高い人が、積極的に食べているようです。
や:野菜
野菜ソムリエなので、この分野は外せません 笑
1日350gを目安に、たくさんの野菜を食べることが推奨されています。
それぞれの野菜にたくさんの栄養がありますが、特にカリウムが大事。
身体の中の塩分を外に排出してくれる効果があり、塩分過多の現代人には必須です。
ちなみにですが、フルーツも野菜に含まれています。
ただ、フルーツには糖分も多く含まれるため、バランス良く選んで食べましょう。
さ:魚
野菜同様、魚も色んな種類全般を食べることが推奨。
特にアジ・イワシ・サバといった青魚には、不飽和脂肪酸であるDHA・EPAが豊富。
他にもカルシウム・ビタミン・タウリンといった栄養も含まれます。
刺し身・焼く・煮る・蒸すなど、色んな調理方法が出来るので、色んな食べ方をしたいですね。
し:しいたけ(キノコ)
しいたけではなく、きのこ類全般が「し」に含まれます。
メジャーなのは、
- しいたけ
- まいたけ
- えのき
- エリンギ
- しめじ
など。
低カロリーでありながら、
- ビタミンDやビタミンBのビタミン類
- カリウムやリン等のミネラル類
も豊富なのが特徴です。
い:芋
芋も色んな種類がありますが、
- さつまいも
- さといも
- じゃがいも
がメジャーで扱いやすいですね。
特にさつまいもはGI値が低く、お米よりも血糖値の上昇を抑える効果があります。
お米の代わりに、主食をさつまいもにすることもオススメです。
最近では「こ・よ」の発酵食品も含まれる
ここ最近では、
まごわやさしい「こ」、まごわやさしい「よ」
といった感じで、1文字増えるのもよく見かけます。
- こ→発酵食品
- よ→ヨーグルト
の意味で、総称としては「発酵食品」を指します。
納豆・キムチ・ヨーグルト・ぬか漬けなど、発酵菌を利用して作られた食材が挙げられます。
第二の脳と呼ばれる「腸」に好影響を与える食材。
なので、これらの発酵食品もバランス良く食べることが勧められています。
「まごわやさしい」の意味|超簡単に作れる献立・レシピのヒント
僕自身も料理人として、料理を作る時には「まごわやさしい」を出来るだけ意識しています。
ただ、忙しい毎日の中で全てをカバーするのはなかなか難しいもの。
なので、全てをバランス良く入れるのではなく、
- 最低でも6割はカバーして献立を作る
- 複数を合わせて数を稼ぐ
という方法で、出来る限りお気軽に作れるように考えます 笑
そんな時に使える、超簡単な献立とレシピをお伝えします。
炊き込みご飯
まず便利で簡単なのが炊き込みご飯。
主食の中に、具をたくさん入れて栄養をガッツリ摂ろうという作戦です。
よく作るのが、、、
- さつまいもご飯
- 枝豆と人参のご飯
- わかめとキノコのご飯
- とうもろこしご飯
など、その名の通り、ご飯を炊く際に一緒に食材を入れ込むパターンですね。
単体でも良いですし、複数の食材を入れて炊き込むのも美味しいのでオススメ。
炊き込みご飯を作る際、一緒に白だしを入れて炊くと美味しいですよ。
お水を10%減らして、その分白だしを入れてあとはいつもどおりに炊く。
食材の風味と出汁の旨味がしっかり出て、これだけで立派な一品になります。
具だくさんの味噌汁やカレー
味噌汁やカレーなどの煮込み料理も、食材を多く使えるチャンス。
味噌汁の具材であれば、
わかめ、豆腐、野菜、魚(アラ汁)、キノコ、さつまいも
など、全ての食材をローテーションで使うことが出来ます。
また、カレーやシチューも実は栄養を摂取するのに優秀な料理。
スープに栄養素が溶け込むので、ビタミンCなどの水溶性の栄養も逃さずに食べられます。
まごわやさしいの食材をたくさん入れて、具を食べる感覚で作るのがオススメです。
常備菜
たくさん作って冷蔵庫で保管しておける常備菜。
これらも出来る限り「まごわやさしい」を意識しつつ、複数食材を組み合わせて作ります。
- ほうれん草とキノコの炒めもの
- 小アジと野菜の南蛮漬け
- ごまたっぷりの大学芋
- 野菜のピクルス
など、保存が効きつつ小鉢で出せる料理がオススメ。
たくさん作っておけば、4人家族で食べる場合でも2種類ずつ使えるので便利。
炊き込みご飯・味噌汁・副菜2つだけでも、十分立派な献立になります。
それでも作るのにはさほど手間はかかりません。
ぜひこんな感じで、毎日の献立を考えてみて下さい。
「まごわやさしい」の意味|超簡単に作れる献立・レシピのヒント まとめ
- おかずには、お肉がメインになることが多い
- 塩分や糖分を摂りすぎてしまう
- ジャンクフードばかり食べてしまう
- 外食が多い
など、現代人は食生活のバランスが悪いパターンが多く見られます。
(僕自身もちょっとそんな感じです、、、)
「まごわやさしい」の食文化は、日本古来の食文化でもあります。
身体の不調は生活習慣によりますが、特に食生活は大きな原因となります。
「身体は食べたものから出来ている」と言われるだけあり、食べる食材にも気を使いたいですね。
難しく考えすぎず、かんたんで手軽なレシピでぜひ積極的に食材を選んでみて下さい。
個人的には、炊き込みご飯とお味噌汁の2品からスタートしてみるのがオススメです!
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