こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。
暦の上では明日から立秋。
まだまだ暑い日が続きますが、もう既に秋の季節に差し掛かっているんですね。
そんな季節になってくると食欲の秋という通り、色んな野菜や果物も美味しくなってきます。
そして、秋の味覚の王様といえば、やはり松茸ではないでしょうか。
昨日のことですが、国産ではないものの松茸が手に入りました。
- 松茸ご飯
- 土瓶蒸し
- 丸焼き
- 天ぷら
などなど、松茸も色んな調理方法があります。
が、やっぱり松茸ご飯をバクバク食べたい人も多いのではないでしょうか?
松茸を調理するってかなりハードルが高いイメージがありますよね。
しかし、実際の扱い方は、他のキノコとほとんど同じです。
(値段が高いことを除いては、、、)
今回は、料理ビギナーの初心者さんでも簡単に作れる、松茸ご飯の作り方をご紹介したいと思います。
松茸ご飯の簡単な作り方|初心者でも作れるレシピを紹介
![](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/matsutake.jpg)
では、早速松茸ご飯の作り方を紹介していきます。
松茸ご飯 材料(約4人前)
- 松茸 2本
- お米 3カップ(600ml)
- 水 540ml
- 白だし 50ml
- 酒 5ml
- しょう油 5ml
酒としょう油は香り付けなので、適量でOKです。
無くても美味しく作れます。
松茸ご飯 作り方・レシピ
![松茸ご飯1](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-6.jpg)
今回手に入れた松茸。
なんと、二本入っています。
外国産ですが、それでもキノコ二本にしたらお値段はなかなか良い価格。
松茸の希少価値を感じますね。
![](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-7.jpg)
パッケージから取り出しました。
なかなか、そのまんまの松茸を調理する機会って少ないので緊張しますね 苦笑
松茸 下ごしらえのやり方
![松茸ご飯3](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-7b.jpg)
そのまんまの松茸、まず下ごしらえが必要です。
松茸は表面の土や汚れを軽く落とすだけでOK
流水ではなく、水を張ったボウルや鍋などで、サッと軽く表面の土や汚れを流し取ります。
松茸は鮮度と香りが命。
水でじゃぶじゃぶ洗い流してしまいますと、松茸の香りも落ちてしまいます。
なので、軽く優しく汚れを落としましょう。
長い時間水に触れさせるのはNGです。
乾いた布巾やキッチンペーパーで、松茸の水気を取る
![松茸ご飯4](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-8.jpg)
洗い終わりましたら、乾いた布巾やキッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。
表面が砕けないように、ここも優しく拭き取って下さい。
包丁で石づき部分をカットする
![松茸ご飯5](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-9.jpg)
包丁で固い石づき部分を取り除きます。
ゴボウをささがきにするように、硬い部分だけを削ぎ落とすような感じです。
ごっそりと身を削ってしまわないようにご注意を。
松茸の保存方法
![松茸ご飯6](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-10.jpg)
すぐに使わない場合、鮮度が落ちないようにしっかりと保存しておきましょう。
- ほんの少しだけ濡らしたキッチンペーパーにくるむ
- その上からラップでくるんで、冷蔵庫に入れておく
これでOK。
ラップでなく、ジップロックなどの密封出来る袋や容器でも大丈夫です。
冷蔵庫の匂いが移ってしまわないように注意しましょう。
炊き込みご飯用のだし汁を作り、松茸ご飯を炊いていく
![松茸ご飯7](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-67.jpg)
松茸の準備が出来ましたら、合わせ出汁を作ります。
あらかじめ、こちらの合わせ出汁を作っておいても大丈夫です。
水・白だし・酒・しょう油を計量カップ内で混ぜ合わせます。
お米を炊く時、基本的にお米と水分の割合は1:1と覚えておけば大丈夫。
お米3カップ(600ml)であれば、水と調味料を合わせた水分も600mlになればOK。
炊きあがりの固さを調節したい時は、10mlずつくらいの感覚で増減させます。
水分を増やせば柔らかく、減らせば固くなるので、好みの固さを探してみて下さい。
土鍋でお米を炊く、詳しい方法はこちらにも過去に書いたのでご覧下さい。
![松茸ご飯8](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-68.jpg)
合わせ出汁が出来ましたら、土鍋に研いだお米と出汁を入れてセット。
この状態で30分ほど置き、お米に水分を含ませます。
松茸を切る
![松茸ご飯9](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-69.jpg)
続いて、松茸の仕上げです。
まず、包丁で縦にカットします。
松茸(きのこ類)は手で割くのがオススメ
![松茸ご飯10](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-70.jpg)
次に、手で小さく松茸を割いていきます。
包丁でカットしても良いのですが、手で割くことによって表面積が増え、味が染み込みやすくなる効果があります。
他のきのこ類も、同様に手で割いた方が美味しくなります。
時間を短縮したい場合は、包丁でスライスしてもOKです。
![松茸ご飯11](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-71.jpg)
カットした松茸を土鍋に入れます。
松茸ご飯っぽい雰囲気が出てきましたね。
![松茸ご飯12](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-72.jpg)
土鍋の蓋をして、いざ火にかけます。
最初は強火で、一気に水分を沸騰させます。
![松茸ご飯14](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-74.jpg)
中が沸騰して湯気が出てきました。
このタイミングで火を極弱に設定します。
弱火にしてから、
- 1カップ(1合):7分
- 2カップ(2合):8分
- 3カップ(3合):9分
と、1分ずつ炊き込む時間が増えていきます。
今回は3カップなので、弱火のまま9分間炊き続けます。
![松茸ご飯13](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-73.jpg)
9分経ちました。
最後の仕上げに、火力を強火にして30秒ほど仕上げ炊きします。
こうすることによって中の蒸気が増えて、よりご飯がふっくらと仕上がります。
松茸ご飯 炊き上がりの出来たてを食べてみる
![松茸ご飯15](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-75.jpg)
弱火で炊いた時間と同じ時間(9分)だけ、フタをしたまま蒸らします。
蒸らし時間が終わったら、いざフタを開けてご対面!
モワッと立ち上がる湯気に乗って、松茸の芳醇な香りが漂います。
![松茸ご飯16](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-76.jpg)
ご飯同士がくっついてしまうのを避けるため、フタを開けたらしゃもじでご飯を切るように混ぜます。
せっかく松茸が上に乗っている豪快な姿を壊してしまうようでもったいないですが、、、
ここてゃ我慢して混ぜましょう。
![松茸ご飯17](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-77.jpg)
出来上がりましたら、早速お茶碗に盛っていただきます。
やはり、出来たてが一番美味しいです。
しっかりと出汁で味の付いたご飯に、松茸の良い香り!
おかずがなくても、この炊き込みご飯だけでバクバク食べられちゃいます。
松茸ご飯のおにぎりもオススメ
![松茸ご飯18](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/hatamatsuri-78.jpg)
まかないで作ったので、残りはおにぎりにして頂きました。
炊き込みご飯なので、少し冷めても十分美味しく食べられます!
むしろおにぎりにして、アツアツよりも少し冷めた方が美味しいと思うのは僕だけでしょうか?
松茸のお吸い物なんかも一緒にあれば、もう最高ですね。
松茸ご飯の作り方 まとめ
秋の味覚の王様・松茸を手に入れましたら、ぜひ炊き込みご飯にチャレンジしてみて下さい。
高級食材ではありますが、手順を覚えてしまえばさほど難しくないですよ。
今回はお手軽レシピのため、白だしを使った合わせ調味料で済ませました。
こだわる人は、前日から昆布で出汁を取ったり、お米やお水なども選んでみるとより美味しくなります。
松茸ご飯と一緒に、松茸のお吸い物なんかも一緒にあると良いですね。
ネットで買うなら、「訳あり」松茸がオススメ
![](https://www.sugaya-east.com/blog/wp-content/uploads/2017/08/wakeari.jpg)
僕もたまに買うのですが、ネットで松茸を買う場合、「訳あり品」がオススメ。
- 傘が開いてしまったもの
- 形が不揃いのもの
など、多少見栄えが悪くても品質が良いものが安く販売されることがあります。
楽天などで購入できますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
野菜ソムリエの資格に興味がある方へ
この記事は、野菜ソムリエとしての知識を活用して書き上げました。
こういった野菜の知識は、野菜ソムリエの講座を通して、楽しく学ぶことが出来ます。
野菜ソムリエに興味がある方は、ぜひこちらの記事もご覧下さい↓
関連記事
【野菜ソムリエとはどんな資格?】現役の野菜ソムリエが詳しく解説
コメントを残す