【ロマネスコ】の切り方・下ごしらえ・保存方法・食べ方のまとめ

ロマネスコ6

こんにちは、蕨東口すがやの三代目(野菜ソムリエ)です。

 

以前にロマネスコという、まだまだ見慣れない野菜を、写真で紹介させて頂きました↓

■関連記事
美しすぎる野菜【ロマネスコ】をアップで見てみよう

 

写真で見ても分かる通り、ロマネスコって本当にアーティステックな野菜ですよね。

僕自身も野菜ソムリエになってから、ロマネスコは一番興味を持って好きになった野菜です。

 

今回はそんなロマネスコを、実際に調理する方法をご紹介。

切り方や下ごしらえの加熱方法、保存する方法などを知って頂ければと思います。

 

この記事では、ロマネスコの

  • 切り方
  • 下ごしらえ
  • 保存方法
  • 調理方法

を、写真付きでご紹介していきます。

 

【ロマネスコ】の切り方・下ごしらえ・保存方法・食べ方のまとめ

ロマネスコはその見た目から「扱いづらそう」と思う人も多いと思います。

しかし、調理の方法としてはブロッコリーやカリフラワーとほぼ同じです。

 

ポイントさえ抑えてしまえば、調理は本当に簡単。

写真付きで、下ごしらえから説明していきますね。

 

ロマネスコの切り方 その1

まずはロマネスコの切り方から。

前述しましたが、ブロッコリーやカリフラワーと同じ様に扱えば大丈夫です。

難しく考えず、気楽に触れてみましょう。

 

ロマネスコの外葉を手で外す

ロマネスコの調理1

まず、下側に付いている大きな外葉を、手で外しておきます。

下の茎はブロッコリー同様、芯が甘みが強くて美味しい箇所です。

切り落として捨てないようにしましょう。

 

ペティナイフで、ロマネスコを切って小房に分ける

ロマネスコの調理2

ペティナイフで小房に分けていきます。

三徳包丁でも出来なくは無いのですが、切っ先が丸かったり大きかったりするとちょっと作業しにくいです。

 

ペティナイフくらいの細長くて尖ったナイフが、個人的にはオススメ。

ちなみに、僕が愛用していてるのはヘンケルスのペティナイフ

値段の割に切れ味も良くて長続きするので、お店でも家庭でも、長い間使い続けています。

 

ヘンケルスのペティナイフについては、こちらの記事でまとめてあります。

興味がある方は、ぜひご覧下さい↓

■関連記事
プロも納得!【ヘンケルスのペティナイフ】が使いやすい

 

ロマネスコの調理7

小房に分けていくと、形になります。

こうやって見ると、形は違ってもブロッコリーやカリフラワーと全く同じ感じですね。

 

ロマネスコの調理3

てっぺんの方は、ナイフが入りづらくなってきます。

なので、手でポキポキ折ったり、ナイフでざっくり切ってしまってOKです。

 

ロマネスコの調理5

加熱する際、ムラが出来ないよう、大きいのと小さいので分けておきます。

 

ロマネスコの調理4

小さくても形はしっかりロマネスコ

どれだけ小さくても、フラクタル形状で同じ形の幾何学模様。

本当にアートな見た目ですよね。

 

ロマネスコの茎部分は栄養が高く美味しいので、捨てるのはNG

ロマネスコの調理8

房を全部取ると、茎の部分が残ります。

この茎は栄養価が高く、旨味もありますので必ず使います。

ブロッコリー・カリフラワーも同様です。

 

ロマネスコの調理10

茎の外側を大胆にカットして、中心部分を残します。

柔らかい部分を食べるイメージですね。

 

ロマネスコの調理12

短冊形にスライスして火が通りやすくします。

 

ロマネスコの切り方 その2

さて、ロマネスコの切り方には、もう一つ方法があります。

 

ペティナイフを使って、1つずつ小房に分けるのではなく、

芯をくり抜いてから手で小房に分けるという方法です。

 

この方法だと、ペティナイフが無くても簡単に下ごしらえ出来る、というメリットがあります。

が、芯の部分があまりキレイに残せないというデメリットも。

なので、個人的にはペティナイフを使った方が、全体的に美味しく食べられるのでオススメ。

 

ぜひ好きな方法を選んで、挑戦してみて下さい。

 

ペティナイフで、ロマネスコの芯をくり抜く

ロマネスコの調理法2−1

葉を剥いた状態にして、ロマネスコの芯の部分を繰り抜きます。

ここもペティナイフなどを使って、ぐるりと切って取り出して下さい。

ナイフを突き刺す形になるので、くれぐれも手の怪我にはご注意を!

 

ロマネスコの調理法2−2

ロマネスコの芯をくり抜くと、こんな感じです。

 

手でちぎって、ロマネスコを小房に分ける

ロマネスコの調理法2−3

くり抜いた下部分から、手で小房にちぎっていきます。

簡単にポキポキと取れるので、ペティナイフを使うよりも作業は簡単です。

 

ロマネスコの調理法2−4

大きいのと小さいので、サイズがまちまちになります。

が、それは後で切り揃えれば大丈夫なので、気にせずにどんどん分けていきましょう

 

ロマネスコの調理法2−5

小房に分けていくと、だいたいこれくらいのサイズが最後に残ります。

芯の部分は中心をスライスしつつ、頂上部分は包丁でカットしましょう。

 

残った部分のロマネスコは、ペティナイフでカット

ロマネスコの調理法2−6

最後はこんな風に、一口サイズにロマネスコをカット。

他の大きな房も、同様に食べやすいサイズにカットしておきます。

これでロマネスコを切って分ける作業は完了です。

 

ロマネスコの下ごしらえ(加熱方法)

ロマネスコの調理11

火を通すのに、今回はスチーマーを使用。

お湯で火を通すことももちろん出来ますが、スチーマーを使うのには理由があります。

水溶性のビタミン群の損傷を減らすため、蒸すのが効率的だからです。

 

シリコンスチーマーで、ロマネスコをレンジで3分加熱

ロマネスコに軽く水を降って、シリコンスチーマーに入れます。

ムラを防ぐため、大きい房と小さい房で、加熱を2回に分けましょう。

 

シリコンスチーマーがなければ、耐熱皿にフタやラップでも大丈夫。

 

1房分であれば、家庭用の電子レンジ(500W)で2分ほどチンすれば加熱完了です。

竹串などで刺してみて、硬いようであれば再度チンします。

そして加熱後、すぐに冷水にさらしましょう。

 

ちなみにですが、温野菜を作る際にもシリコンスチーマーは重宝します。

野菜の加熱調理にはとても便利なので、かなりオススメ出来る調理器具です。

 

加熱したロマネスコは、冷水で粗熱を取る

ロマネスコの調理13

火が通ったら、冷水にさらしましょう。

予熱で歯ごたえが失われたり、緑色がくすんでしまうので、出来るだけ冷たい水を使って下さい。

冬場は水道水も冷たいですが、夏場はぬるいので、氷水を使うとより良いです。

 

ロマネスコの調理14

ざるにあけて、キッチンペーパーで余計な水分を取ってあげます。

水分が多く残っていると、吸ってしまいフニャフニャになったり、腐ってしまう原因となります。

 

小さく分けた房や茎の部分も同様に、蒸すか茹でたりして火を通します。

以上でロマネスコの下ごしらえは完了です。

 

ロマネスコの保存方法

ロマネスコを加熱して火を通したら、まずはしっかりと水気を切りましょう。

野菜全般に言えることですが、周りの水分があることで腐りやすくなってしまいます。

 

リードペーパーやサラダスピナーを使い、しっかりと水気を切って下さい。

サラダスピナーですが、OXOのサラダスピナーがオススメです。

使いやすい上に、インテリアとしてもオシャレなので、僕も家で愛用しています。

 

水気を切ったロマネスコですが、冷蔵と冷凍での保存が可能です。

それぞれに目的がありますので、下にまとめました。

 

ロマネスコを冷蔵庫で保存する場合

  • 水気をしっかり切って、キッチンペーパーを敷いたタッパなどに入れて保存
  • 冷蔵庫で3〜4日は美味しく保存が可能
  • サラダなど、すぐに使うときは冷蔵庫での保存が適している

 

ロマネスコを冷凍庫で保存する場合

  • すぐに使い切らない時は、ジップロックなどに入れて冷凍保存
  • 1ヶ月くらいは美味しく保存が可能
  • 水気を切ったらすぐに冷凍してしまうことで、解凍した時にも美味しく食べられます
  • シチューなどに入れる場合、凍ったまま入れられるので、時短にも活用可能

 

簡単に言ってしまうと、

  • すぐ食べる→冷蔵
  • 後日食べる→冷凍

というイメージですね。

 

今回使った調理道具と、おすすめのアイテム

今回使った調理道具です。

僕が家やお店でも使っている、オススメのアイテムも併せて明記しておきます。

もし興味があれば、リンクをクリックしてみて下さい。

 

ロマネスコを色んな料理に使ってみる

ロマネスコは素材を楽しむために、そのまま食べても美味しいです。

 

塩とオリーブオイルで食べれば、甘みがわかります。

サラダに乗せれば、その独特な形から、見栄えもとっても良いです。

 

そうやって食材を素材のまま楽しむのも十分アリです。

そして、その他の料理にアレンジして加えてみるのも、とっても面白いですよ。

実際にロマネスコを使った料理、ほんの一部ですがご紹介します。

 

ロマネスコのサラダ

ロマネスコのサラダ

一口大にカットして、サラダにゴロゴロと入れました。

ロマネスコの形のインパクトが、見た目にも楽しいですよ。

宴会メニューでお客さんに提供したこともあるのですが、みなさん写真撮ってくれました。

 

ロマネスコの天ぷら

ロマネスコの天ぷら 蕎麦とロマネスコの天ぷら

カラッとあげて、塩でどうぞ。

天ぷらの盛り合わせの中に入っていても、アクセントになって面白いと思います。

 

写真のように、お蕎麦と一緒にめんつゆで頂いても美味しいです。

フリットとして、タルタルソースで召し上がっても美味しいですね。

 

ロマネスコのアーリオ・オーリオ

ロマネスコ パスタ

にんにくとオリーブオイルで、下茹でしたロマネスコを軽く炒めてパスタに。

見た目にも食感としても、良い感じのアクセントになります。

 

シチューなどにロマネスコを添えて

シチューにロマネスコ

ブロッコリーの代わりにロマネスコを入れると、また雰囲気が変わって楽しいです。

味もブロッコリーに似ているので、子供も喜んで食べてくれました。

 

今後もロマネスコを使った料理を作ったら、記事として残していきたいと思います。

アレンジしたものがあれば、ぜひコメントで頂けると嬉しいです。

 

【ロマネスコ】の切り方・下ごしらえ・保存方法・食べ方 まとめ

ロマネスコ、知れば知るほど芸術的な野菜ですね。

ぜひ、手に入れる機会があれば、怖がらずにチャレンジしてみて頂けると嬉しいです。

 

ちなみに、ロマネスコはなかなかスーパーで売っていません。

うちの近所のスーパーでも、たまに企画モノとして出ているくらいです。

 

ネットでの取り寄せが出来るようなので、そちらを活用するのも手だと思います。

冷凍食品として、フリーザ加工してあるロマネスコもありました。

下ごしらえしなくても良いので、こういったものを使うのも手軽で良いですね。

 

リンクを貼っておきますので、興味のある方はクリックして詳細をご覧下さい↓

 

野菜ソムリエの資格に興味がある方へ

このロマネスコの記事は、野菜ソムリエとしての知識を活用して書き上げました。

こういった野菜の知識は、野菜ソムリエの講座を通して、楽しく学ぶことが出来ます。

 

野菜ソムリエに興味がある方は、ぜひこちらの記事もご覧下さい↓

【野菜ソムリエとはどんな資格?】現役の野菜ソムリエが詳しく解説

 

野菜ソムリエの資料請求や説明会は、こちらからどうぞ

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2件のコメント

切り方などが参考になって頂ければ幸いです ^^

ぜひ見た目とともに、味も楽しんでくださいね〜

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